Funny Story (classics)


ある晴れた日の出来事だった。その日は朝から雨で、槍も少し降っていた。
「雨が降ろうが槍が降ろうが」が口ぐせだったアイツは今日にかぎって授業をさぼっていた。
俺もさぼろうと思い、ふと、窓の外を見ると、朝から降っていた槍が いつのまにか竹槍に変わっていた。

しかたがないので 授業を受けることにした。歴史の授業だ。
先生は 「3192年鎌倉幕府誕生」と言っている。いくら 「歴史は繰り返す」といっても2000年周期って事はないだろ先生。
しかし、そのほうが日本は平和だ。2000年をすぎれば、しばらくイベントがなくなる。
それにしても2000年周期説というのはじつにいいかげんな理論だ。
しかし、この先生はなかなかの権威らしい。
ほかにも1300年周期説や3598年周期説、65535年周期説などがある。周期説ばかりだな。
しかもお互いの周期説どうしで矛盾しているではないか。なんていいかげんな先生だ。この文章の作者よりもいいかげんだ。

授業も終ったので外を見ると竹槍は鉄の槍にパワーアップしていた。
「傘がないよー」となげいていた友達と鉄の槍にうたれながら帰る事にした。
「たまには槍にうたれながら帰るのもいいな」と強がりを言いながら帰っていると「雨が降ろうが槍が降ろうが」が口ぐせのアイツがいた
アイツは カノジョとあいあい傘だった。そういえば今日はデートだと言っていた。
しかし こんな日にデートするか と思いつつ、アイツの口ぐせに偽りはないなと、改めてアイツの偉大さを思い知った。
家に着くと警察が待ち構えていて俺を逮捕した。なんでも殺人の現行犯逮捕らしい。
やっとの思いで家に着いたと思ったら殺人の現行犯か?何もしていないのに。
不思議に思いつつ警察についていくと、そこにはアイツとカノジョの死体が横たわっていた。

どうする?

逃げる

死体を調べる